世相が映る
溝の口駅西口界隈
かれこれ10年くらい前だろうか
火災で一角が焼失した
あの時、もう長屋は消えるなと思ったが
再開発、火災、震災を超え、店は入れ替われど
昭和の雰囲気は変わらず残っている
しかし、今回のコロナウィルスの影響からか
人影はまばら
近頃増えていた若い世代(特に女性)が減り、賑わいが薄れている
クラスター発生のリスク条件
(1)密閉空間であり換気が悪い
(2)手の届く距離に多くの人
(3)近距離での会話や発声がある
密集した長屋は敬遠されているようだ
いっ時のことだろうがやはり寂しい
したたかな路地空間、すぐに元気になってほしい
関係ないのは高齢者の常連
めんどくさいのも相変わらずである
静かに月を眺めながら
月が昇ってきた
一昨日が満月、今夜はもう欠け始めている
WHOからパンデミックが宣言された
月が欠け、潮がひくように終息し始めて欲しい
ふと頭の中に苦い経験がよぎる
リーマンショックの夜、満月だった
翌日から景気が後退し始めた
ニ週間後、自分の仕事も大打撃を受けた
大きな施設計画のキャンセル
沖縄へ行き来を繰り返す
その後、体の調子は崩れ、何をどのようにしたのか記憶が曖昧である
ただぼんやりと月が欠けていくの眺めていたのは覚えている
そして今夜も、静かに月を眺めている
置かれた状況は変わったが
あの頃と似たような空気を感じる
社会全体が大変なことにならなければいいが
祈るばかりである
。。。
リーマンも子年だった