いつもあるはずのものがない

10月31日の火災以来、初めて首里城

ここまでは入れた

わずかに歩く観光客

恐ろしいほど静かである

城郭を見上げると

いつもあるはずのものがない

琉装の門番に変わり警備員が

立ち入り禁止の赤いコーンが並ぶ

小さな変化に大惨事が映る

公園を歩きながら、心が沈む

家族ごとで初めて高齢福祉課へ

高齢福祉課ほか役所の窓口へ

仕事では馴染みがあるが、家族ごとでは初めて

証書の返納や、年金の手続き、葬儀の補助等

いろいろ手続きがある

頭ではなんとなくわかっていても、まだ自分ごとでなかった

しかし、社会保障制度は年々変わっている

この先どうなっていくのだろうか

生きている間、本人も大変だが

亡くなったあとのことをする者も難しい時代になってきた

うらさみしい

精神と肉体の祭が終わった

うらさみしい

選手入場初めの拍子木

入場アンセムの和太鼓 

「いよーおっ」と、キックオフ時の掛け声

試合合間の三三七拍子

ラストワンプレーの鐘、、、

どれもラグビー初の試み

相撲、歌舞伎、習慣からヒントを得た日本らしい演出

あたかもスクラムは神輿、トライは一番福男

祭のようだった

全てノーサイド、千秋楽、はね太鼓がなる

特別な一か月

親近感があり感情移入した試合はかつてない

やはり、ラグビーは日本文化に通じる

次のフランスはまた違う味わいなのであろう

その前に、トップリーグがどう変わるだろうか

新聞を広げながら、また静かなファンに戻る

首里城が。。。

首里城が全焼

愕然。。。この衝撃は、、、

ほんの少し首里に縁をもらった人間でも、

この呆然としてしまう喪失感

首里人、沖縄人の方々はどんなに空虚になられているだろうか

パリ人のノートルダム大聖堂の火災と同様に、

かけがいのない存在だと改めて感じる

皆、自分ごと

早期再建はもとより、一人ひとりが

元気を取り戻さなければ

ひやみかち!

大人のパンツ

put on the big boy pants

‘大人のパンツをはかないといけない”

ニュージーランドでは一般的な表現だそうで、

「いつまでも引きずらずに気持ちを切り替えよう」などという意味で使われるという

大人だから、気持ちを切り替えないといけない

因みに、パンツは下着ではなく、ズボンを指す

オールブラックス