静かに月を眺めながら

月が昇ってきた

一昨日が満月、今夜はもう欠け始めている

WHOからパンデミックが宣言された

月が欠け、潮がひくように終息し始めて欲しい

ふと頭の中に苦い経験がよぎる

リーマンショックの夜、満月だった

翌日から景気が後退し始めた

ニ週間後、自分の仕事も大打撃を受けた

大きな施設計画のキャンセル

沖縄へ行き来を繰り返す

その後、体の調子は崩れ、何をどのようにしたのか記憶が曖昧である

ただぼんやりと月が欠けていくの眺めていたのは覚えている

そして今夜も、静かに月を眺めている

置かれた状況は変わったが

あの頃と似たような空気を感じる

社会全体が大変なことにならなければいいが

祈るばかりである

。。。

リーマンも子年だった