いつもあるはずのものがない

10月31日の火災以来、初めて首里城

ここまでは入れた

わずかに歩く観光客

恐ろしいほど静かである

城郭を見上げると

いつもあるはずのものがない

琉装の門番に変わり警備員が

立ち入り禁止の赤いコーンが並ぶ

小さな変化に大惨事が映る

公園を歩きながら、心が沈む