原色とロングショット
王道を往くような仕立てである
安定、安心の言葉が似合う
しかし、鮮やかな色合いとカメラワークに惹きつけられる
今までの大河ドラマ的ではない
衣装の原色、ロングショットの多用、攻めている
敵と対峙する時の掛け声、太鼓も演舞のようでワクワクさせる
逆さなのだが、ラグビーワールドカップで表現されたような、今風の演出にも通じる
色、情景、音、リズム、ファンタジーの世界である
脚本、クレジットの書体、テーマ音楽は昔風であるが、
美術、撮影、効果は今風である
唯一のテレビ視聴
またまた番組の術中にはまりかけている
メッセージ
久しぶりに高校の時の友人からメッセージが届く
「毎年、◯◯先生と年賀状を交わしていたんですが、今年は来なかったからもしやと思ってたら、妹さんからはがきが届いて、11月11日にご逝去されていたそうです。長患いでずいぶん苦しまれたとか。高校卒業以来、◯◯先生とは個人的な付き合いがながかったんですが、残念に思います。」
自分も親交はなかったのだが、連絡をもらい思い出しながら残念に思った
あの先生も、この先生も亡くなられた
仕方がない。こちらも還暦。先生方も80歳前後になられているはず
一方では、
コロナウィルスが武漢から中国全土に猛威をふるい初めている様子
上海に転勤で行っている友人にメッセージしてみる
「今、日本にいます。春節だったので、24日から帰ってきてます。帰ってきてから、上海も急激に緊張し始めて、あちらがどうなっているのか、私も不安です。今、日本にいられることはありがたい。気に掛けてくれてありがとう!!」
高校の時の友人も上海の友人も、頻繁にやりとりしているわけではないが、
距離や状況が云々でなく
気に掛け合えること、何よりありがたい
またいつか、元気に会えることを願いつつ
柴又
なかなか縁がなかった柴又
ようやく寅さんの空間を訪ねる機会が
帝釈天、参道、団子屋、映画そのまま
ロケ地というより撮影セットのようなリアリティである
おそらく、描かれた人模様、住民気質も似ているに違いない
初めて来たのだか、そんな気がしない
せっかくだから、くるまやのモデルとなった高木屋で団子を食べる
主題歌のイントロがあちこちから聴こえてくる
寺には、蛾次郎さん(源公)がいるようだ
さながら男はつらいよヒーリング
近年では現存するまちがアニメの舞台に描かれ、ファンの聖地となったりしているが、
柴又はそのさきがけのような所
人が集う理由が、わかる気がする
多様な人、コトが共存するのがコミュニティ空間
同じ組み合わせはない
柴又だけの空間、想像どおりであった