春を告げる神明さん

2月恒例、三原神明さんへ参拝

父親から受け継いだ我が家の行事

年齢とともに参道を歩けるかどうかの不安が増す中で、

「今年も来れたー」 と

母親と一緒にお参りできたことに感謝である

おみくじ10円

酔心酒粕の甘酒100円

植木市で新しい苗

と、"昔のまま"の時間を過ごす

備後は神明さんの頃から春めいてくる

特にこの冬は、暖かい日が続き(この2-3日は急激に寒いのだが)、

八重梅は満開、並ぶ桜もポツポツと開花が始まっていた

今年の達磨をいただき、家の中も立春大吉

神明さんへ来年も、再来年も母親とお参りができることを祈る

 

原色とロングショット

大河ドラマ麒麟がくる

王道を往くような仕立てである

安定、安心の言葉が似合う

しかし、鮮やかな色合いとカメラワークに惹きつけられる 

今までの大河ドラマ的ではない

衣装の原色、ロングショットの多用、攻めている


敵と対峙する時の掛け声、太鼓も演舞のようでワクワクさせる

逆さなのだが、ラグビーワールドカップで表現されたような、今風の演出にも通じる

色、情景、音、リズム、ファンタジーの世界である

脚本、クレジットの書体、テーマ音楽は昔風であるが、

美術、撮影、効果は今風である

唯一のテレビ視聴

またまた番組の術中にはまりかけている

本との出会いから

毎日新聞首都圏版" 母校を訪ねる"企画に

水戸第一高校が掲載されていた

小説家 恩田陸さんの母校

水戸で暮らし始めた最初の頃、

地元コミュニティを知ろうと書店へ行った時

恩田さん作「夜のピクニック」に出会う

水戸、伝統、歩く、コミュニケーション、仲間、サポート、達成感

探していたキーワードにぴったりであった

しかし、読み終えると別な感動が、、、

“歩く会"を実際に見たくなっていた

水戸第一高校へも行ってみた

知り合った方にも卒業生がたくさんいらっしゃった

映画も観てみた

小説が水戸のコミュニティを知るきっかけとなる

9月に再演される演劇の舞台、観てみたいものである

メッセージ

久しぶりに高校の時の友人からメッセージが届く

「毎年、◯◯先生と年賀状を交わしていたんですが、今年は来なかったからもしやと思ってたら、妹さんからはがきが届いて、11月11日にご逝去されていたそうです。長患いでずいぶん苦しまれたとか。高校卒業以来、◯◯先生とは個人的な付き合いがながかったんですが、残念に思います。」

自分も親交はなかったのだが、連絡をもらい思い出しながら残念に思った

あの先生も、この先生も亡くなられた

仕方がない。こちらも還暦。先生方も80歳前後になられているはず

一方では、

コロナウィルスが武漢から中国全土に猛威をふるい初めている様子

上海に転勤で行っている友人にメッセージしてみる

「今、日本にいます。春節だったので、24日から帰ってきてます。帰ってきてから、上海も急激に緊張し始めて、あちらがどうなっているのか、私も不安です。今、日本にいられることはありがたい。気に掛けてくれてありがとう!!」

高校の時の友人も上海の友人も、頻繁にやりとりしているわけではないが、 

距離や状況が云々でなく

気に掛け合えること、何よりありがたい

またいつか、元気に会えることを願いつつ

でべら

尾道の冬の風物詩 でべら

タマガンゾウビラメの口に縄を通して 

素干しにした懐かしい味

ツチで叩いて焼いて醤油をかけて食べる

砂糖とみりんをつける時もある

面倒な食べ方であるが、やはり美味い

新聞紙の上でゴソゴソすると

何故か日曜日の夕方の感覚になる

フロー

チクセントミハイのフロー概念が毎日新聞余録に紹介されていた

以前、茂木健一郎さんに教えていただいたことごある

まだうまく伝えることができなかった頃、

受け売りのように信越放送のラジオ番組でチクセントミハイについてコメントしたことを思い出す

大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍関は、まさにフロー状態だったようである

神がかっていた

 

柴又

なかなか縁がなかった柴又

ようやく寅さんの空間を訪ねる機会が

帝釈天、参道、団子屋、映画そのまま

ロケ地というより撮影セットのようなリアリティである

おそらく、描かれた人模様、住民気質も似ているに違いない

初めて来たのだか、そんな気がしない

せっかくだから、くるまやのモデルとなった高木屋で団子を食べる

主題歌のイントロがあちこちから聴こえてくる

寺には、蛾次郎さん(源公)がいるようだ

さながら男はつらいよヒーリング

近年では現存するまちがアニメの舞台に描かれ、ファンの聖地となったりしているが、

柴又はそのさきがけのような所

人が集う理由が、わかる気がする

多様な人、コトが共存するのがコミュニティ空間

同じ組み合わせはない

柴又だけの空間、想像どおりであった