土井晩翠

土井晩翠 作詞

星と花

同じ「自然」のおん母の

御手にそだちし姉と妹

み空の花を星といひ

わが世の星を花といふ

かれとこれとに隔たれど

にほひは同じ星と花

笑みと光を宵々に

かはすもやさし花と星

されば曙雲白く

み空の花のしぼむとき

みよ白露のひとしずく

わが世の星に涙あり

詩人と役者

近所の長屋で詩人と役者と一献

このところのサイドチェンジぎみの発信に、戸惑う小市民。

しかし、ファーストタッチの言葉で裏切られる。

詩人と役者の二人

演じ分けれる表現、発信力に妙に納得。

受け手の取り越し苦労が、心地よい疲労に変わる。

ブレない若き才能、素晴らしい。

引き続き末席で応援させていただく。